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需要なんてないかもしれませんが作ってみました。米欄の話題がずれてきたり、エントリと関係ない話がある場合はこちらへどうぞ。
基本的にレスしますが、しない時もあるかもしれません。 話題は、「ユーゴ内戦におけるミロシェヴィチの役割」から「俺、実はポニーテール萌えなんだ」まで、何でもオッケーです。じゃんじゃん書き込んで下さい。 最近ネタ切れ気味という事もあるので、ささやかな特典として、1げとした人の提示したテーマでエントリ書きます。 新しいブログは、
Danas je lep dan. です。お手数ですが、リンクの張り替えなどをお願いします。 ブログ名は、セルビア・クロアチア語で「今日は美しい日だ」という意味です。 exciteのサーヴィスに不満がある訳ではありません。ただ、始めた頃からだいぶ考えが変わったので、一区切りつけたいというだけです。 始めた頃は、南京事件否定、沖縄の集団自決軍命令否定、「女系」天皇反対、大東亜戦争肯定、嫌韓嫌中の、どうしようもないバカウヨでした(勿論今もバカである事には変わりないのですが……)。 ですが、東欧やロシア、特にユーゴに関心を持ってその歴史を調べたり、所謂「左派」の人たちのブログを読んだりする中で、どうしようもない状況からは何とか脱し、また、興味の対象も移り変わりました。 まだまだバカである事には変わりないですが、これからもどうかよろしくお願いします。 最後に、exciteさん、今までいいサーヴィスを提供して頂いて有り難うございました。 えーと、最近色々なことが重なって更新が滞り気味ですがご容赦下さい。
で、前にも言ったはてなに移るという話、そろそろ現実に移そうかなと。exciteも使い勝手がいいのですが(特に私のような機械音痴にとって)、最近はてなへの憧れのようなものが募ってまいりまして(笑)。 「お前のブログ名、わけわかんねーよ!」と言われる事の多い私のブログですが(ちなみにnasturtiumというのはこういう花です)、日本語での命名センスが致命的に欠落している事は自覚しているので、新しいブログ名はまた外来語でいこうかなと思います。最近勉強を始めたセルビア・クロアチア語を使ってみるのもいいかもしれません(←厨二病)。 という事で、移転の準備が整ったら告知して、ここの更新を停止します。 さて夏コミですが、「竹箒」のは手に入れました! あとはなのは本を幾つか。今年も目立った混乱はなく、取り敢えずひと安心です。去年はヲチ目的のおぢさんが入り込んできていたりと、大変なものでしたが。かわいいは正義! そういえば、大野病院事件の無罪判決が出ましたね。この期に及んで「逮捕は正当」「残念な判決」とか言い出す人間の神経を疑いますが、まあ我が国の司直なんてこんなもんか、と納得もしたり。 あと、ろくな知識もなしに今回のロシア-グルジア紛争で安直にロシアを叩く嫌露厨はホント勘弁して欲しいですね。ロシア-グルジアという対立軸とは別に南オセチア-グルジア、アブハジア-グルジアという構図がある事くらい承知してものを言え、と言いたくなって来ます。グルジアの誇り云々を言うなら、アブハズ人やオセット人の誇りについても語ってくれよ、と。無論、グルジアの民族抑圧政策はロシアによる主権侵害を正当化しないのですが、一方的にロシア=悪、侵略、脅威と決めつける単細胞が(主に新風方向に)多くて困ります。こんな所で陰口叩いてるだけってのも何なので新しいブログに移ってからそういうのを叩くかもしれません。 絶望した! 薔薇乙女の原作を読んでみたら蒼い子の出番がない事に絶望した! 畜生、これはアニメを見ろ、という事か……悔しいけど釣られる他ないようです。 あー、もう何かホントgdgdで申し訳ありませんorz 本城右京さんのブログでグルジア問題(+α)について扱われていたので、それに便乗させて貰って記事を書こうと思います。
呆気ない停戦と、利権の後始末(政の狼 ~The Wolf wants his own Dandism.~) その前に、今更ですが言っておきます。私がこれまで今回の紛争について書いた記事は幾つかありますが(※1)、その全てにおいて私はパイプラインなど経済的側面への言及をしておりません。BTCパイプラインという単語をようやく知っている程度の私には荷が重く、また、民族問題として捉える方が(少なくとも私にとっては)簡単だからです。なので、エネルギーを巡る争いだの何だのといった事柄には、可能な限り触れずに済ませたいと考えます。 では、本城さんの論に沿ってこちらの思うところを書かせて頂くという事で(※2)。 その話はさておき、この記事のみをピックアップすれば単純思考だとそもそもこういった入り組んだ紛争で、善悪理非を問うのは滑稽な行為のように思えるんですよね、私には。ぶっちゃけた話、すべての当事者に非があるので。 例えば今回の紛争の引き金を引いたのはグルジアですが、そのグルジアにしても、分離派の策動で「分裂」してしまったグルジアの「再統一」「憲法秩序の回復」というお題目を掲げてはいるのです。そうであればこれは国内問題、ロシアが介入するのはおかしな話……となるのですが、何でグルジアが強制的に主権を奪還せねばならない状態におかれたかというと、そもそもグルジアがやった「グルジア化」政策にアブハズ人やオセット人が憤った、というのがあるんですよね(ロシアが「民族浄化」と非難する所以です)。こういう具合に、原因を辿っていけばループしてしまう。 勿論原因を知る事、過ちを糺す事は重要ですが(どのようにこの紛争と関わるか、というスタンスの表明であるのですから)、最終的には大概「どっちもどっち」な事を忘れずにいたいと思います(※3)。 あ、ロシアで思い出したけど…この国、何度も言いますが我が国では本城さんが反露原理主義者であられるのは無論知っていますが(※4)、露-グルジア戦争の記事で何故こういう文章を挟まれるのかの理解に苦しみます。確かに、文学が人気ある割に国それ自体への好感度が低い国ではありますが(※5)。 まあ、中国人が日本人を嫌うのと同じようなものなんですかね(※6)。 …おそらく、そんな事言ってる人なんているんでしょうか? いるんだとしたら頭悪いとしか言いようがないなぁ。 一応言っておくと、ロシアのカフカース進出は帝政時代に遡ります。そもそもロシアの膨脹の根底には、平原国である事への恐怖がありました。モンゴルに蹂躙され、スウェーデンやポーランド、リトアニアからは虎視眈々と狙われ、ドイツ騎士修道会の侵略の恐怖に怯えていたヨーロッパ辺境の後進国、それがある一時期のロシアの姿です。モスクワ大公国以降のロシアの対外進出も、当初は防衛の為でした。いつの間にかその膨脹は際限ないものとなり、不凍港を求め様々な国と戦火を交えるようになりますが、そのような政策は繰り返しますがソ連独自のものでは決してなく、モンゴル帝国の時代(「タタールの軛」)に起源を有しています。対外膨脹政策をもって「共産主義」扱いするのは不当な評価であるばかりか、当人の無知をさらけ出している、そう言ってもいいのではないかと。 ちなみにプーチン政権下での言論弾圧をもって共産主義に例える論もありますが、それについてはロデリック・ライン、ストローブ・タルボット、渡邊幸治『プーチンのロシア――21世紀を左右する地政学リスク』日本経済新聞社、2006に次のような指摘があります。 今日のロシアを旧ソ連になぞらえるならば、見当違いもはなはだしい。今のロシアでは情報が欲しければ、非常に広範囲の情報源にアクセスできる(実際、外国語が読めれば、三極の諸国と同じ情報源が利用可能となる)。ロシア政府は中国政府と違って、現在推計でロシアの総人口の二〇%が利用しているインターネットに対して規制を行っていない(もっとも、政府高官の間では規制の可能性がある程度論じられてきた)。外国のテレビ局やラジオ局はロシアを対象とした放送を行っているし、ケーブル放送もあれば、国内の正規の放送局で再放送する場合もある。ロシアにはおびただしい数の雑誌社、新聞社、テレビ局、ラジオ局が存在する。それらは(極右から極左まで)多種多様の見解を発表する手段となり、政権批判も自由に行っている。勿論このような言論弾圧もあってはいけない状況ですが、私はこの件に関してはいずれ改善されるだろうと楽観視しています。先日は、メドヴェージェフ大統領がメディア規制法案を潰しました(※7)。状況は、ゆっくりとした速度でですが、良くなっていくでしょう。我々はそれを忍耐をもって待ってやるべきだと思います。 ロシアに侵略(進出)とか、南オセチアを乗っ取りに来たとか…そんなしかし、アブハジアや南オセチアの住民の多くがロシア国籍を持ち、双頭の鷲のパスポートを所持している、という話があります。ロシア国内の強硬派はまず間違いなく両地域の併合を求めてくるでしょう。可能性の低い事ですが、もし将来そうなってしまったら、これはグルジアの国家主権の侵犯ですから、ロシアを弁護する事は難しくなります(※8)。 ただ今回のロシアの目的は、両地域への駐留の継続などの支配強化でしょう。流石に両地域を併合する程おバカな国ではないです。 カフカースについては、私も基本的に無知なのですが、信用できそうな入門書として廣瀬陽子『コーカサス 国際関係の十字路』集英社新書、2008を挙げておきます。カフカース研究者の手になるものですから、おおむね正確と考えていいのではないかと。 私が過去書いたロシア関連のエントリは、だいたい以下のようなものです。この辺りを読んで頂ければだいたい私の考えがわかって頂けると思います。ちょっと変わっている部分もあるかもしれませんが…… どうか、二島での折り合いを 日露首脳会談、露側「平和条約締結は不必要」の姿勢崩さず メドヴェージェフ露大統領、カザフと中国を訪問 最後に……本城さん、勝手に記事を使ってしまい失礼しました。コメント欄で書こうかと思ったのですが、長文コメントをつけるよりはマシだと考えてこうしてエントリ立てた次第です。そして、本城さんと、冗長な文章をここまで読んで下さった貴方に感謝を。Спасибо! ※1 ロシア、グルジアと南オセチアめぐり開戦、グルジア、EU和平案を受諾、メドヴェージェフ露大統領、グルジアへの軍事行動停止を命令。 ※2 だって楽なんだもの(怠慢)。 ※3 ちなみに私は、今回のような事態を招いた責任の6割はグルジア側にあると考える。 ※4 一応言っておくと、冗談です。 ※5 ちなみに私の周囲では、ロシアへの嫌悪感なんて欠片も聞いた事がない。ロシア語を習い始める前からそうだったから、正直本当にそのようなルッソフォビアが存在するのかどうか疑問。 ※6 「~人」という一般化は不適切だが。 ※7 これについては拙ブログの以下のエントリを。メドヴェージェフ露大統領、メディア規制を廃案に。また、ノーヴォスチの記事も参照。新大統領を調べるための観測気球。(ノーボスチ・ロシア通信社)。また、ロシアの言論状況については他に、ジャーナリストを撃たないで!(ノーボスチ・ロシア通信社)と、拙ブログの、ロシア人の6割「国家による検閲は必要」を。 ※8 コソヴォという「先例」があるので微妙だが。 ユネスコ無形遺産に「雅楽」など14件、文化庁が記載提案へ(讀賣新聞)
文化庁は30日、来年9月に決定する国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産の代表一覧リストに、雅楽や京都祇園祭の山鉾(やまほこ)行事など14件の記載を提案することを決めた。 一昨年発効したユネスコの無形文化遺産保護条約に基づくもので、今回が第1回。すでに「人類の口承及び無形遺産に関する傑作の宣言」に選ばれている能楽、人形浄瑠璃文楽、歌舞伎は無形文化遺産に統合される。 無形文化遺産は、「普遍的な価値」を審査のポイントとする世界遺産と違い、世界的に一層認知されることを目的としており、専門機関による価値評価は行われない。このため、14件は書式の審査だけで、傑作宣言の3件とあわせて、計17件がユネスコ政府間委員会で無形文化遺産に決まる見通しだ。 提案候補は、重要無形文化財、重要無形民俗文化財、選定保存技術の各分野からそれぞれ、指定時期が早いものから順に選び、さらに地域バランスも考慮した。また、日本文化の多様性を示す観点から、1984年に重要無形民俗文化財に指定されたアイヌ古式舞踊を含めた。 同時に、ほかの重要無形文化財、重要無形民俗文化財、選定保存技術300件の目録を作成し、来年以降、同様の選考基準で無形文化遺産として提案する。いずれも団体が対象となっており、個人で選定されている場合、提案候補とするかどうかは、今後検討する。 提案候補は次の通り 【重要無形文化財】雅楽(宮内庁式部職楽部)▽小千谷縮(おぢやちぢみ)・越後上布(じょうふ)▽石州半紙(ばんし)【重要無形民俗文化財】日立風流物(ふりゅうもの)▽京都祇園祭の山鉾行事▽甑(こしき)島のトシドン(鹿児島県薩摩川内市)▽奥能登のあえのこと▽早池峰(はやちね)神楽(岩手県花巻市)▽秋保(あきう)の田植踊(仙台市)▽チャッキラコ(神奈川県三浦市)▽大日堂舞楽(秋田県鹿角市)▽題目立(たて)(奈良市)▽アイヌ古式舞踊【選定保存技術】木造彫刻修理(美術院) >専門機関による価値評価は行われない ……世界遺産登録時に行われる厳格な評価に慣れていると、この措置には首を傾げてしまうが、ここが無形遺産制度の特色なのだろうか。確かに無形遺産の価値評価は難しい問題だから、取っ払ってしまおうというのは理解できる。 また、一気に14件を登録しようというその計画にも驚いたが、よくよく考えればここでも世界遺産との性格の違い、また、有形の遺産と無形の遺産の違いが滲み出ている。無形遺産の保護及びその為の認知は、大半の有形文化財のそれと違って緊急の課題なのだ。今回は特に制度の草創期であるから、一度に多くの遺産が登録されるというのは喜ばしい事だ。ただ、アイヌの文化が入った事はいい事だが、できれば沖縄のものも入れて欲しかった。 世界無形遺産制度が順調に発展する事を祈る。それによって世界の多くの無形の文化が守られ、次代に伝えられていく事も。 ロシア大統領、グルジアへの軍事作戦停止を指示(AFP通信)
【8月12日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は12日、グルジアに対する軍事作戦の停止を決定したと発表した。ロシアの各通信社が伝えた。 メドベージェフ大統領は、ロシア国防省幹部との会合で「作戦の目的は果たされた。ロシアの平和維持軍と、市民の安全は回復された」と述べ、「グルジア当局に平和を強制するために実施してきた作戦を終結させる決断を下した」と表明した。 作戦停止は、フランスのニコラ・ サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領が、グルジアにおける軍事衝突の終結を図る協議のためにモスクワ(Moscow)入りするとほぼ同時に発表された。グルジアでの衝突は、ロシア側の支援を受けてグルジアからの分離・独立を求める南オセチア(South Ossetia)自治州を中心として起きていた。 同日、ロシア軍司令官は、グルジア領内への進軍停止命令を受けたことを確認した。 一時はどうなるやらと思ったけれど、ともかくはひと安心だ。 ただ、グルジア領内にもロシア軍が侵攻しているような状況だから、和平交渉がどうなるかはわからない。どうか決裂しないでくれと願うが…… えーと、何かコミケ関連で
義によりて勇を馳せる、保守派のための掲示板 to寝るケーノ様 投稿者:義によりて勇を馳せる、保守派へ 投稿日:2008年 8月11日(月)20時39分2秒な、なんだってーーーーー!!!(AA略 ……一応言っておくと、あの掲示板で私は「mukke」というHNしか使っていない。何ならIPを調べられても結構だ。 どこから私の名前が出てきたのかが気になるが、よくよく考えてみれば私はあそこに書き込んだ直後から他のデモ批判者の別ハンドル扱いをされていた。過去ログを辿ってもらえば容易にわかる。相手の論理もろくに把握せず、批判者を「敵」「工作員」としか認定できないヒトタチって、なんていうか可哀想だ。今きっと私は彼らをものすごい憐憫の目で見ているのだろうと思う(怒りもないわけではないが)。彼らは、工作員認定をすることでしか「勝つ」術を見いだせない哀れなノイジー・マイノリティでしかないのだから。 南オセチア衝突:ロシア軍、グルジア艦船を撃沈 アブハジアに空挺増派(毎日新聞)
ロシア、グルジア領内に戦車部隊を展開か 避難民は4万人に(AFP通信) グルジア危険な賭け 欧米支援当て込み「南オセチア再統一」(産経新聞) グルジア、EU和平案をほぼ全面的に受け入れ(AFP通信) 【8月11日 AFP】グルジアからの分離独立を求める南オセチア(South Ossetia)自治州をめぐるグルジアとロシアの軍事衝突について、調停に乗り出した欧州連合(EU)が示した和平案をグルジア側が受け入れた。緊急会談のためモスクワ(Moscow)に向かったEU議長国フランスのベルナール・クシュネル(Bernard Kouchner)外相が11日、明らかにした。 クシュネル外相は10日夜、即時停戦を求めるEU案を携えてグルジアを訪問、ミハイル・サーカシビリ(Mikheil Saakashvili)大統領と会談した。EU案はさらにグルジア・ロシア両軍に対し統制された撤退を求めた上で、最終的には政治的対話を呼び掛けている。また戦闘の犠牲者に対する医療アクセスの確保も要請している。 グルジアの首都トビリシ(Tbilisi)でラジオ出演したクシュネル外相は「市民を保護するために停戦が必要。この観点から、サーカシビリ大統領はほぼ全面的にわれわれが示した提案を受け入れた」と報告した。 クシュネル外相に同行している欧州安保協力機構(Organization for Security and Cooperation in Europe、OSCE)議長のアレクサンデル・スタッブ(Alexander Stubb)フィンランド外相によると、クシュネル氏は11日中にモスクワでドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)露大統領、セルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)同外相と会談する。 またクシュネル外相は、自らの認識の範囲内ではと前置きした上で、ニコラ・ サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領が12日、事態打開へ向けた停戦協議のためモスクワを訪問する予定だと述べた。 グルジア政府は11日、ロシア軍は南オセチア州を制圧した後、停戦要求や米国の外交的警告を無視し、攻撃を強化していると発表した。これに関連し、クシュネル外相は前述のラジオ・インタビューで、仲介役としての欧州の役割が鍵となると述べ、ロシアとグルジアの狭間においての米国は「ある意味、衝突の一部だ」と語った。 何とか、落ち着いてくれそうで良かった。 最悪の展開はずるずると戦闘が続き、両者が疲弊することでカフカースの秩序が失われることだったが、両者が「整然と」紛争地域から撤退すればまだこの地域に安定を取り戻すことはできる。南オセチア、アブハジア両地域の帰属に関する協議もなされるべきだろう。両地域の住民は着々とロシアに組み入れられつつあるが、むろんそれは国際法上承認されたグルジアの主権の侵害であり、カフカースにおける民族問題を先鋭化させるだけである。ロシアが真にカフカースの安定を求めるなら、そのような危険な賭けに出るべきではない。 かつてユーゴ内戦の渦中で提案されたように、共和国どうしの「非対称な連合」や、連合国家樹立といった選択肢を、グルジアは検討すべきだ。「統一されたグルジア」に、アブハズ人やオセット人をつなぎ止める魅力はないことを再確認せよ。「民族国家」「国民国家」の幻想を追い求めることを、サアカシヴィリはやめた方がいい。 ただし、現在の情勢は依然厳しい。アブハジア大統領はコドリ渓谷からグルジア軍を駆逐したと発表した。事実ならばグルジアのアブハジアにおける主権は失われたことになる。グルジアが民族主義を捨てたとしても、国家連合などの妥協案にアブハジアがうなずくとは考えにくい。……結局この紛争は、今のウェストファリア体制が続く限り、解決不能なのかもしれない。 ……だから、安易にコソヴォを承認すべきじゃないって言ったのに。>アメリカ あと、この件で安易にグルジアを持ち上げてる反露に凝り固まった連中には目を覚ませ、と言いたい。そんな簡単に割り切れる地域じゃないよ、カフカースは(私もあまり詳しくはないけれど)。 グルジア、南オセチアを攻撃 安保理は緊急会合を召集(AFP通信)
【8月8日 AFP】グルジア軍は8日、分離・独立を目指す南オセチア(South Ossetia)自治州への大規模攻撃を開始し、同自治州の州都ツヒンバリ(Tskhinvali)を包囲した。グルジア内務省が発表した。 自治州当局者によると、ツヒンバリはグルジア軍の砲撃を受けており、少なくとも民間人15人が死亡した。 グルジアと同自治州は危機打開のため8日にも協議することで合意したと報じられていた。自治州内のグルジア平和維持部隊のMamuka Kurashvili将軍は、「憲法秩序を回復するため」グルジア政府は攻撃を開始したとしている。 南オセチア自治州は1990年代前半から事実上の独立状態となっている。 グルジア軍はすでに8つの村を占拠しており、ロシア通信(Ria-Novosti)が自治州緊急事態省幹部の話として伝えたところによると、ツヒンバリはこれらの村からの迫撃砲や重火器による攻撃を受け、炎上している住宅もあるという。 一方、自治州政府のウェブサイトは、グルジア軍の戦車部隊がツヒンバリを攻撃していると伝えている。 砲声や爆発音は、ツヒンバリから約5キロ離れたグルジアとの境界線にいるAFP記者も聞いている。 事態を受けて、国連安全保障理事会(UN Security Council)はロシアの要請により、7日午後11時(日本時間8日正午)から緊急会合を召集することを決定した。 ロシア戦闘機がグルジアを空爆、安保理会合は決裂(AFP通信) ロシアがグルジアに反撃、南オセチアの一部を奪回(AFP通信) 南オセチア、ロシア軍とグルジア軍が交戦(AFP通信) グルジア、戦争状態にあると宣言(AFP通信) 【8月9日 AFP】(一部更新、写真追加)グルジアのミハイル・サーカシビリ(Mikheil Saakashvili)大統領は9日、ロシアがグルジアの非軍事地域を爆撃したと非難し、グルジアは戦争状態にあると正式に宣言した。 サーカシビリ大統領はテレビ放送された国防関連の会議で「グルジアは全面的な軍事的侵略を受けている」と述べた。 ロシアの国防相はロシア軍機による非軍事地域の爆撃を否定するとともに、ロシア軍機2機がグルジア上空で撃墜されたことを確認した。グルジア側は6機を撃墜したと発表していた。 8日の時点でグルジアと南オセチア自治州側はともに州都ツヒンバリ(Tskhinvali)を掌握していると述べていたが、ロシアは9日、空挺部隊を送り込みツヒンバリを「解放した」と発表した。 新欧米的なグルジア政府が8日、南オセチア自治州の再支配を目指して軍事作戦を開始したことに対し、グルジアからの分離独立を求める南オセチア自治州政府を支援するロシアは戦車や軍部隊を送り、事態は激化していた。グルジア政府は現在イラクに派遣している約2000人の軍部隊を今後3日以内に引き揚げると発表した。 米国とEUは合同代表団を送り停戦を模索したい構えだが、ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev )大統領は、「グルジアを平和にさせるため」軍事作戦を開始したと述べていた。米国政府は、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush )大統領が北京五輪のため滞在中の北京(Beijing)で、日本時間9日午後6時50分に南オセチア情勢について声明を発表する予定だと発表している。 とうとうやってしまいましたか……グルジア側も早まったものです。サアカシヴィリの人気取りだったのかもしれませんし、他の要因があったのかもしれませんが、南オセチア侵攻なんてのは愚策中の愚策でした。 ただ、これ以上ロシアがグルジアの領土内で支配力を及ぼす事には同意できません。南オセチアがグルジアの主権を離れるのなら、グルジアの了解が必要です。そのような手続きをとらなければカフカースは更に混迷してしまいます。 取り敢えず今回に関しては、グルジア側が詫び入れて現状維持、ってのが最善の選択かと愚考。 ……バルカンと同じで、この地域にも国民国家って無理なんだろうか。 以前、コミケで毎日新聞へのデモをしようと提起したiza0606氏は、その後、提起した記事を消してしまい、別のエントリで小さく「コミケデモは中止」と告知した(※1)。私は、氏が該当エントリを削除したのは、多くの批判で考え直した結果であると思っていた。だが、掲示板でのやり取りを見る限りどうも違うらしい。
義によりて勇を馳せる、保守派のための掲示板 コミケデモ騒動について 投稿者:ghtt 投稿日:2008年 7月31日(木)12時40分5秒 質問 投稿者:義によりて勇を馳せる、保守派へ 投稿日:2008年 7月31日(木)13時57分45秒 (無題) 投稿者:ghtt 投稿日:2008年 8月 3日(日)23時27分55秒 (無題) 投稿者:義によりて勇を馳せる、保守派へ 投稿日:2008年 8月 4日(月)06時52分17秒ごめん、この回答を見た時は絶句した。どうコメントすればいいのかもわからない。 エントリはないって、消してそれでなかった事にするつもりなのか。消したのは責任逃れの為か。何がおぞましいって、そんな性根の奴が日本人の尊厳云々と言っていた事だ。自らの正義が旗色悪しと見るやすぐさま隠蔽をはかる人間のどこに「勇」があるものか。彼の主張には正義なんてない。単に、責任を負わない安全圏から気に入らない企業を声高に糾弾したいだけなのだから。 ちなみに世の中にはキャッシュという便利なものがあるので、きちんとそのエントリを保存してくれている。 http://cache.yahoofs.jp/search/cache?p=%E6%AF%8E%E6%97%A5%E6%96%B0%E8%81%9E+%E6%8A%97%E8%AD%B0+%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%82%B1&search_x=1&tid=top_ga1&ei=UTF-8&fr=top_ga1&qrw=0&u=iza0606.iza.ne.jp/blog/entry/639079/allcmt/&w=%22%E6%AF%8E%E6%97%A5+%E6%96%B0%E8%81%9E%22+%E6%8A%97%E8%AD%B0+%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%82%B1&d=LPXL1hg5RJhZ&icp=1&.intl=jp 彼は今後もあのエントリを「なかった事」にし、責任を放棄し続けるつもりなのだろうか? 無論彼に日本人としての矜持があると「仮定すれば」そのような事はできそうもないが、彼にそのような事が期待できるかどうかは甚だ疑わしい。だが彼が逃げ続けるという事は、毎日新聞への抗議活動に泥を塗りたくり続けるのと同じである。彼がそれに気づくであろう事を、なけなしの親切心から祈らせて貰う。 【追記】 この話が色々な方向に拡散してる事に寒気を感じる。 カレンダー(毎日新聞問題の情報集積wiki) カレンダー(国民が知らない反日の実態) 一番怖いのが、「主催者がいない、統制のとれない無秩序なデモが企業ブースに闖入する」事だが……人混みに流される事を期待しよう。 ※1 以下のエントリを参照。心から言いたい、それだけはやめてくれ、コミケでの「糾弾」は行われないそうです。(以上が私のブログ)、デモには来ないらしい。多分。(清風匝地)、コミケで無許可デモ構想(思考錯誤)。 ※2 2chで提起された抗議OFFを指していると思われる。 最近中身のないエントリが多くて申し訳ありません。正直、あちこちの方面での勉強不足が露呈したので、書ける事が少なくなってしまいました。
それと、前にも書いた事なのですが、更新間隔が空いてしまい申し訳ないです。これについては改善の仕様がないので、ちゃんと更新できるようになるまで待ってくれ、という甘ったれた事しか言えません。 取り敢えず、エキサイトも使い勝手が良かったのですが、はてなに移るかどうか思案中です。準備は進めておきます。 昨日は広島の原爆の日でした。原爆で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、核兵器のような恐ろしい兵器が二度と用いられない事を願います。 原爆投下は許されぬ犯罪です。日本軍がいくら南京をはじめとする侵略先で暴虐を繰り広げていたとはいえ、その投下は正当化できません。しかし、私はアメリカに恨みはないし、子供に恨みを押しつけるような教育にも反対です。教育とは他者への怒りや恨み、憎しみを植え付ける為に行われるものでは決してないのですから。我々には、子供たちにそういったものを背負わせる権利などない。 どうか、日米が真の和解を成し遂げられますよう。 さて、明日8月2日は、東方正教でいう聖エリヤの日(イリンデン)です。1903年、オスマン帝国支配下のマケドニアで、自治を求める蜂起(イリンデン蜂起)が起こった日です。その蜂起ではほんの10日間だけですが独立国家が宣言され、現在のマケドニア史学はそれを民族の誇りと位置づけています。
小都市クルシェヴォを占拠した、「内部マケドニア革命組織(VMRO)」の指導者のひとりニコラ・カレフは「人種や宗教を超えて、全てのマケドニア人が立ち上がろう。ただちにトルコの圧政を振り払おう。自由か死か!」と呼びかけました。しかし衆寡敵せず、1200人のゲリラは2000人のオスマン軍相手に10日間持ちこたえた後、全員が自決しました。 本当はこれについて長々と書こうかと思ったんですが、時間がないなどの理由で、イリンデン蜂起に関するURLを示して終わりにしようと思います。マケドニアが、その自由を保ったまま国内の調和を成し遂げられますように。 St. Elijah's Uprising (Ilindensko Vostanie), August 2, 1903(Macedonia FAQ) 衆院議員の西村眞悟氏が、『正論』に、「アイヌ先住民族決議の背後にある日本悪しかれ史観の嘘」という文章を寄せている(正確に言うとその半分以上は、北海道の的場氏という人が執筆した文章の転載で埋められているのだが)。
で、まあ、彼の言っている事も中々都合のいい歴史観で固められているようだ。 西村議員は次のように言う。 [……]決議に書かれた「多数のアイヌの人々が、法的には等しく国民でありながらも差別され、貧窮を余儀なくされた」との表現には若干引っかかるが、明治政府による北海道開発の過程でアイヌの文化や生活が脅かされたであろうことは、想像に難くない。(P80)引っかかるというか、事実ですが何か。詳細は以前書いたエントリに譲るけれど、大前提として「差別はあった」んだし、多くの人びとは従来の生活の糧を奪われ、不慣れな農耕に従事させられたりした。何故そういった歴史的事実を、この手の人は虚構だと感じるのだろうか。紛れもなくそれは我々がやって来た事であり、現在進行形でやっているかもしれない事だというのに。 さて、次から的場氏の文になる……酷いのは、主に彼の文だ。 国連宣言の前文および九部全四十五条を読むと、「人権と基本的自由を剥奪」「土地、領土および資源の奪取」などのおどろおどろしい文言が並ぶ。さらに第二部第六条には、確固たる民族として自由に、平和に、安全に生活し、ジェノサイド(大量虐殺)や家族などからの子供の引き離しなど、あらゆる暴力行為に反対する集団的権利が十分な保証とともに認められている。同じく第七条には、彼らが奪われたとする権利に対する賠償およびエスノサイド(民族根絶)や文化的虐殺にさらされない権利がうたわれている。だが、そこに想定されている先住民族は我が国におけるアイヌ民族の境遇とは明らかに異なると考えざるを得ない。(P82)ではここで、当の国連宣言を見てみようか。 先住民族の権利に関する国際連合宣言(仮訳)(PDF) 第七条第二項には次のようにある。 先住民族は、独自の民族として自由、平和および安全のうちに生活する集団的権利を有し、集団からの別の集団への子どもの強制的引き離しを含む、ジェノサイド(集団虐殺)行為または他のあらゆる暴力行為にさらされてはならない。これ、よーく読めば判るけど、過去じゃなくて未来の残虐行為を指しているよな。過去アイヌがどのような扱いを受けてきたか、今現在受けているか、は関係ない。将来、こんな事をするなよ? と言っている訳だ。ちなみに、賠償云々なんてのはどこにも書いてない(草案を見ると賠償などが書かれているので、草案と勘違いしているのかもしれない)。 順番がずれたが次に第六条を見てみる。 すべての先住民族である個人は、国籍/民族籍に対する権利を有する。ねえ、やっぱこれ草案と間違えてません? 宣言文と草案の区別は紛らわしいから、取り違えて議論している事を殊更責め立てようとは思わないけれど、結構恥ずかしいぞ、これは。 しかも、草案で読み替えたとしても議論にはなっていない。何故ならそこで明記されているのは「権利」であって、「事実」ではないからだ。極端な話、一度も弾圧を受けてこなかったような少数民族が、将来にわたってそういった蛮行に晒されないように規定してある条項なの、これは。その位読み解こうぜ。 しかも、日本だって「清廉」とは言いがたいからなぁ。これについてはこれから述べる。 ナチスがユダヤ人にしたような集団虐殺、中国がチベットやウイグルで行っている民族根絶、さらにはキリスト教諸国が植民地諸国の住民に強制したキリスト教への改宗、民族舞踊や工芸を卑猥だとして禁止したような文化的虐殺。このような事実が北海道や樺太のアイヌにもあったのか。(P83)……こんな文章を我が国の国会議員が嬉々として雑誌に載せてるのかと思うと、日本の将来がとてつもなく不安だ。で、日本人が樺太アイヌに対し何をしたかというと…… 一八七五(明治八)年の樺太千島交換条約で樺太放棄を決定した明治政府は、アイヌが日本統治下の民族であるとして、樺太アイヌの一部一〇八戸、八四一人を樺太から北海道の宗谷地方へ強制移住させ、さらにその翌七六年に石狩川河口の対雁(ついしかり)へと移した。建前は樺太アイヌの「保護」にあったが、一向に進まない日本人の北海道移住を代替する労働力の確保こそが真の目的であった。元来漁撈生活を営んできたアイヌには開拓に関わる土木工事や農業が不向きで、次第に体調不良を訴える者が増加した。さらに一八八六~八七年のコレラ、天然痘の流行によって三百数十人におよぶ死者を出し、人口は半数近くまで激減した。これによって元来人口規模の小さい樺太アイヌは絶滅の危機に瀕し、生き残った者の多くは一九〇六年に再度樺太が日本領になると帰島した(『対雁の碑』)。(※1)えっと、これは的場氏や西村議員的に「アリ」なの? 連中ほどの非人道的な統治は行っていない、って、いったいどの口でそれを言うの? 更に、日本は甘言を弄して北千島のアイヌを色丹島に移住させ、その帰島を認めようとしなかった。 [……]日本についてみれば、政府や当局は北千島アイヌに対して、当時としてはできるだけの処遇をしたとは思う。しかも、移住の時点では「追いやった」という言葉が使えるほどの強硬な対応はしなかった。色丹島は「涙の島」と呼ばれたそうだ。……第二次大戦でのソ連軍の蛮行を語り継ぐのもいいさ。でもさ、こういった事を都合良く忘却し去って何が「北方領土」だよ。 あとは、同化政策もやったよね。調べればソースは山ほど出てくるだろうが、取り敢えず次のサイトから引用しておく。 虐げられた人達(明治・その時代を考えてみよう) 1800年ごろから、ロシアによる樺太をはじめとするオホーツク海への進出が本格化しだした。幕府は、これらの異人による日本の侵略を防ぐ必要から、北海道に対する自国化の必要を感じたのであろう。それまでは、異国の地であり、交易の対象としての存在であった北海道(特にこの時期、ロシア進出が顕著であったアリューシャン列島の島々)-択捉島等のアイヌ民族に対して、同化政策を取り 日本固有の領土であることを示すようになる。この時期が、和人によるアイヌ民族同化の動きの始まりであった。対外的に、アイヌ民族は和人の一部であり 和人の住むこれらの土地が日本固有の領土であることを示す必要があったからである。具体的な方針としてとられたのは、穀食奨励・肉食禁止・和人語使用・和服着用などである。これらの政策に対するアイヌ民族の抵抗は激しかった。当然であろう。対外的に北海道を日本の一部として認めさせる為とは言いながら、そのおこなっていた行為は 民族の歴史と誇りの否定であったからである。これが、日露和親条約締結の時期(安政元年-1854年)頃になると、外面のみの同化から、個別の人員掌握、近代的集落への転換さえも行われるようになってくる。同化政策の強化といえるであろう。[……](強調引用者)調べもせずに、「あったのか」って言うだけなら簡単だよねぇ。自分のなけなしの良心も痛まないし。 その後、的場氏はブッセ陸軍少佐の日記の訳注を引用して、日本のアイヌへの支配は武力を用いない経済的なものだった、と言っているが、本当にブッセの日記を読んだのかなぁ。ブッセは次のように書いているんだが。 私もアイヌたちと同様に、彼らをこれまでのように日本人の奴隷として留めたままで、ロシア人と日本人が一緒にアニワで生活する可能性を理解することができない。[……]すでにのべたように、遠い部落のアイヌたちは、[……]これまでのところ日本人のもとへ働きに来ていない。彼らを集めるためにはロシア人の一隊を派遣せねばならないだろう。しかし今やそれは不可能である。何故なら、第一にはすべての兵員が壊血病にかかっていること、第二に、そのことは、われわれがアイヌを日本人の意のままにさせておくことで、後者に寛大さを示すばかりでなく、アイヌたちを彼らが嫌悪する主人たちに奴隷として引き渡すのに力を貸すことになるからである。(※3) 現在ではアイヌたちの日本人に対する関係は、日本人がサハリン島の漁業労働者としてアイヌたちを必要としていることによってひき起こされている。これらの労働者たちは自由な被雇傭者ではなく、殴られる恐怖と自分たちの主人から酒やタバコのお恵みを受け取ることを期待して働かされている奴隷である。[……](※4)さて、えーと、経済的従属ならばいいと言うの? 確かに軍事力を使った支配は、樺太では行われなかったよ(※5)。じゃあ、こういう支配なら問題ないの? 他にもこの論説には、不可思議な論理や事実関係の誤りなどが散見されるのだが、これだけ書けばそのデタラメさを示すのに十分だろう。それにしても、我が国では与党の国会議員が堂々と歴史修正主義に与するのか(※6)。恥ずかしさと同時に猛烈な怒りを憶える。こんな連中をのさばらせておく事は絶対に誰の利益にもならない。どうか、次の選挙でこの歴史修正主義者が落とされますように。 最後に、ひとりの日本国民として、我々の祖先がアイヌに上記のような非道な行為を行ってきたという事実に対し、深くお詫びせざるを得ない。その意味で、先日採択されたアイヌを先住民族と認定する決議を私は大いに歓迎する。 ※1 三木理史『国境の植民地・樺太』塙書房、2006、P27。 ※2 小坂洋右『流亡――日露に追われた北千島アイヌ』北海道新聞社、1992、P266。 ※3 ニコライ・ブッセ、秋月俊幸訳『サハリン島占領日記1853-54――ロシア人の見た日本人とアイヌ』平凡社東洋文庫、2003、P313。強調引用者。 ※4 前掲書、P184。強調引用者。 ※5 的場氏は、「樺太ではアイヌを従属させるのに武力は用いられなかった」という文を、故意にアイヌ全体に拡大解釈しようとしているようにも読める。 ※6 あーそういや、慰安婦とか南京とか沖縄とか、そういう事例を「なかった事にしようとする」連中もいたなー(遠い目)。 『SAPIO』(笑)を見てみたら、小林よしのり(笑)がオーラル・ヒストリーについて何か言っていたが、てめえは史料批判も知らないのかと。あと、あんたチベット人の「残虐」証言は裏を取らずに信じてたじゃんか、とw
オーラル・ヒストリーにあまり信用がおけないというのは一理あるが、それは文書史料にしたって同じ事だ。厳正な史料批判の手続きを踏めばいい。 オーラル・ヒストリーの大きな意義というのは、今まで歴史というのは基本的に「権力」側の視点から描かれていたのを、逆転して民衆中心に描き出す事ができるようになった、という事ではなかろうか。勿論両者のバランスは必要だが、文字を持たない人、記録を残してこなかった人たちの「記憶」が歴史から忘却される事を抑止するのは重要だ。 『わしズム』(笑)ではチベット特集をやっている。新風がまたも反中国デモを行うらしい。無能な味方は出てくるな。中共の擁護でもしてて欲しい、いやマジで。 色々な要素で頭がクラクラする。 夏コミの行動計画が徐々に固まってきている。なのは、禁書目録、型月中心で。美琴可愛いよ美琴。なのはは映画化決定! 原作崩壊にならなけりゃいいけれど。 夏についてですが、資格取得などの諸事情があり、コミケまでの期間、及び9月初めから中旬までは、殆ど更新できないと思われます。いつも読んで下さっている皆様には誠に申し訳ないですが、ご容赦下さい。
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