前回の予想で私はアレン、バイ、ディーン等の政治家を候補として挙げた。だが数ヶ月しか経たぬうちに状況は大きく変わり、新しい候補者も出てきた。私の
勉強不足という他ない。
よって、新しく(少しは勉強して)候補者の予想を行おうと思う。
前回に倣い、太字に下線は私の予想する大統領候補、下線のみは同じく副大統領候補。年齢は、就任時ではなく2007年4月6日現在。
共和党ルドルフ・W・L・ジュリアーニ前ニュー・ヨーク市長(62)……イタリア系、ナイトの称号
ジョン・S・マケイン上院議員(70)……アリゾナ州選出、アイルランド系
ニュートン・L・ギングリッチ元下院議長(63)……ジョージア州選出
W・ミット・ロムニー・マサチューセッツ州知事(59)……モルモン教徒
S・M・“サム”・ブラウンバック上院議員(50)……カンザス州選出
フレッド・D・トンプソン元上院議員(64)……テネシー州選出、俳優
C・T・“チャック”・ヘーゲル上院議員(60)……ネブラスカ州選出
ダンカン・L・ハンター下院議員(58)……カリフォルニア州選出
ジョージ・E・パタキ前ニュー・ヨーク州知事(61)……ハンガリー系、アイルランド系など
民主党ヒラリー・R・クリントン上院議員(59)……ニュー・ヨーク州選出、女性
バラク・H・オバマ上院議員(45)……イリノイ州選出、アフリカ系
J・“ジョン”・R・エドワーズ前上院議員(53)……ノース・カロライナ州選出
A・A・“アル”・ゴア前副大統領(59)……クリントン政権の副大統領
ジョセフ・R・バイデン上院議員(64)……デラウェア州選出
W・B・“ビル”・リチャードソン・ニュー・メキシコ州知事(59)……ヒスパニック
デニス・J・クシニッチ下院議員(60)……オハイオ州選出、クロアチア系、アイルランド系
ウェスリー・K・クラーク元NATO軍最高司令官(62)……イリノイ州出身、退役大将
クリストファー・J・ドッド上院議員(62)……コネティカット州選出
共和党……大統領候補は、今のところ首位を独走するジュリアーニ氏で間違いないだろう。だが彼は宗教右派に、そのリベラルな姿勢から
「口先だけの共和党員」と批判されており、その批判をやわらげる為に保守派のブラウンバック氏が副大統領候補に指名されるだろう。彼なら若く爽やかな外見をしているので、右派以外からも一定の支持を得ることもできるように思える。
民主党……レーガン&ブッシュ・シニア計12年、クリントン8年、ブッシュ・ジュニア8年というこれまでの結果から考えて、
バランス的に次は民主党候補が選出されるのはほぼ確実だろう。そしてそのほぼ勝利確実な民主党でトップに立つのがヒラリー女史。余程の巨大スキャンダルでも発覚しない限り、彼女が予備選で指名を獲得するのは目に見えている。
ところが前述の「バランス論」を考慮すると、これまでブッシュ→クリントン→ブッシュと続いて、
「またクリントンか」ということになり、彼女に些か不利になる。
そのニッチを狙うのがオバマ氏、エドワーズ氏である。初の黒人大統領を狙うオバマ氏だが、仮にヒラリー女史が大統領候補となれば、副大統領候補すら絶望的に近い状況になる。故に彼は必死で追い上げをかけているようだが、頂上はそう簡単に揺るがない。副大統領候補は、白人男性で南部での集票能力に定評があるエドワーズ氏だろう。
いずれの党が勝つにせよ、かつて日本に「優しく」、親米保守派を勘違いさせたネオ・コンはもう政権には戻れない。故に日本は、微かにあるいは極度に冷えた日米関係を体験することになるだろう。
安倍首相も、今慰安婦問題などでアメリカから受ける「屈辱的」な仕打ちは、今後の日米関係の予行演習だという気で耐えるべきである。そして、アメリカの膝から下りた後の日本外交のヴィジョンを、是非とも確立して頂きたい。
日本国の主権はワシントンではなく、東京にあるのだから。