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パキスタン大統領選、ムシャラフ大統領が当選か
<パキスタン大統領選>ムシャラフ氏が過半数獲得、当選確実(毎日新聞)
【イスラマバード栗田慎一】パキスタン大統領選は6日、投開票され、選挙管理委員会の非公式集計で現職のペルベズ・ムシャラフ氏(64)が過半数票を獲得し、当選を確実にした。最高裁は野党候補者らが「ムシャラフ氏立候補届出受理の無効性」を訴えた裁判の判決を17日までに予定しており、有効になればムシャラフ氏は陸軍参謀長を辞任、同国初の軍部から転向した民政大統領となる。同氏は今春から続いた政治危機を乗り越え、2期目のスタートを切る。
参謀長辞任は対テロ戦争の同盟国である米国が求めた民主化の一環。米国との関係をさらに強化する意思表示となる。
選管によると、投票は同氏の参謀長兼務の立候補に抗議して辞職した野党議員ら199人を除く国会議員と州議会議員計971人が投票資格を得た。最高裁は判決前の公式発表をしないよう選管に命じたが、非公式速報は6日夕に伝えられ、ムシャラフ氏の得票率は54.7%だった。
同氏と協力協議を続けている最大野党「パキスタン人民党」は、同氏の当選を確実にするため投票を棄権するよう所属議員に指示したが、ムシャラフ氏は人民党議員が棄権しなくても当選を確実にしたことになる。一方、はしごを外された形の人民党副総裁のアミン・ファヒム候補は0.7%だった。
ムシャラフ氏は3月に陸軍参謀長兼務に批判的とされたチャウダリー最高裁長官の職務を停止した後、野党勢力が反政府で結集し政治危機に陥った。7月のモスク(イスラム礼拝所)「ラル・マスジッド」ろう城事件の武力鎮圧後は、イスラム原理主義勢力との対立を深めている。
しかし8月に長官の復職を最高裁が認めると、参謀長辞任を視野に野党側と協力協議を本格化。5日夜には国営テレビで「憎しみの時代は終わり、国民和解の新時代が始まる」と訴え、汚職や国家反逆などの罪で訴追された全政治家らに恩赦を与える方針を示した。
パキスタン大統領 ムシャラフ氏最多票 正式発表は資格再審理後(産経新聞)
【イスラマバード=菅沢崇】パキスタンのムシャラフ大統領(64)の続投をかけた大統領選が6日に実施された。同国選挙管理委員会はムシャラフ氏が最多票を得たとの非公式結果を発表したが、最高裁が大統領の立候補資格について審理中で、正式発表は再審理が行われる17日以降になる見通し。仮に当選無効などの司法判断が下されれば政局が一気に流動化する恐れもある。
選挙はムシャラフ氏のほか、弁護士団が推薦したワジフディン・アハメド高裁長官(68)と、主要野党のパキスタン人民党(PPP)が擁立したマクドゥム・ファヒム副総裁(68)の3人を主な候補者として実施された。
野党陣営は今回、ムシャラフ氏が陸軍参謀長を兼務したまま選挙に臨むことについて強烈に反発。5日までに、選挙人である議員1170人のうち約200人が辞職願を提出し、一時は選挙結果の正当性が危険にさらされることも予想された。だが、大統領は、ブット元首相との権力分担をめぐる交渉を通じて、汚職罪の訴追を取り下げて帰国を許可する「国民和解令」を発布。元首相が総裁を務めるPPP側も議員の一斉辞職を見送ったため、攻勢をかわして苦境を乗り切った。
ただブット元首相との間の権力分担で、一定の進捗(しんちょく)をみたとはいえ、火種は依然として残る。元首相は18日に帰国するが、あくまでムシャラフ大統領に最大限の譲歩を迫るとみられ、政治対立は深刻化する恐れがある。一方、大統領支持の与党で保守派のパキスタン・イスラム教徒連盟(PML)カイデアザム派と、進歩派のPPPとは政治理念が相いれない。大統領の当選が有効と判断されても、政局が安定するかどうかは不透明だ。
1999年のクーデターで権力を掌握したムシャラフ氏は、2002年には最高裁決定を順守して総選挙の実施に踏み切るなど一定の評価を得る一方、「首相の任期を2期に限る」とする大統領令などを連発して権力を集中させ、野党側は数年前から民主化への危惧(きぐ)を増大させていた。
これでパキスタンが安定する事を心より望む。
【PR】
by
mukke1221
|
2007-10-06 22:37
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