コソボ:ブッシュ米大統領、独立容認の姿勢示す(毎日新聞)【ロンドン町田幸彦】ロイター通信によると、アフリカ5カ国歴訪を開始したブッシュ米大統領は17日、タンザニアで記者会見し、コソボ独立について「現地で暴力行為が横行しないように米国は同盟国とともに全力を尽くす」と述べ、独立宣言表明を事実上認める考えを示した。
米国は当面、コソボ在住セルビア系住民の安全など治安維持を重視する方針だ。ブッシュ大統領は、コソボ分離独立に反対するセルビア共和国に対して「セルビアの利益は欧州との連携にあると信じている」と強調し、ロシアへの接近を図る動きをけん制した。ロシアが対抗措置示唆 コソボの独立宣言視野に(U. S. FrontLine) ロシア外務省は15日、国連暫定統治下にあるセルビア・コソボ自治州がセルビアから一方的に独立を宣言して外国が承認した場合、ロシアはグルジアからの独立を目指すアブハジア自治共和国と南オセチア自治州への対応でコソボ問題を考慮せざるを得なくなるとして、両地域への支援など対抗措置の発動を示唆した。
親欧米のサーカシビリ・グルジア政権に対し、両地域は親ロシアで独立状態にある。声明はロシアのラブロフ外相が両地域の首脳と会談した後に出された。ロシアの具体的対応には触れていないが、コソボ独立に反対するロシアがグルジアの民族問題を持ち出して欧米をけん制した形だ。
インタファクス通信によると、アブハジア、南オセチアの両首脳ともコソボが独立を宣言して外国が承認した場合は、自らの独立に向けた新たな措置を取る考えを明らかにした。(共同)独立宣言直後の承認は見送り 政府、コソボ問題で方針(東京新聞) 政府は15日、セルビア・コソボ自治州の独立問題で、近く同州が一方的に独立宣言した場合、欧米各国と足並みをそろえる形での直後の国家承認は見送る方針を固めた。セルビアとの良好な関係維持と、独立に反対しているロシアへの配慮が必要と判断した。
背景には、7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)議長国として国際社会を二分するような問題に距離を置きたい意向がある。このため独立宣言から「1カ月程度」(政府筋)間をおいてから承認の閣議決定手続きを取る見通しだ。
外務省によると、日本が国家として承認するには(1)住民を統治する実効的政治権力の確立(2)国際法順守の意思と能力-の2つが条件。コソボ独立がこれに合致するのは確実とみられている。
コソボ自治政府は17日にも独立宣言する見通しで、英米両国やフランスなど欧米各国は既に独立支持を表明し、ロシアなどとの立場の違いを明確にしている。(共同) 日本政府の判断は賢明なものだ。今回の政府の判断を強く支持する。
日米同盟、日露関係、対バルカン政策、これら全てを勘案すれば上記の措置は極めて妥当である。
グルジアは米露の狭間で苦しい思いをする事になるだろう。だがロシアも、ソーチ冬季五輪までグルジアの騒擾を長引かせるつもりはない筈だ。何らかの妥協がなされるだろうと信じる。結局、我々はイスラーム過激派を敵とする点では共通しているのだから。
最後に、セルビアにはどうか自重して欲しい。セルビアの行動は全てのセルビア人及びバルカン人の利益を損なっている。
どうか、コソヴォを諦めて欲しい。ミロシェヴィチを選んだ時点で、コソヴォはセルビアから決定的に離れてしまった。かくなる上は、現状を受け入れて欲しい。